Q and A

自分で アパート(ロシア語でクバルチーラという)を見つけるにはどうしたらいいですか。


自分でアパートを見つける場合の 例

1 2014年12月 大学の先生に謝礼を払い 1日間の通訳を依頼し 安いアパートを探しました。(先生は 1日間同行してもらった)
2 大学の先生から 賃貸を紹介する業者に依頼するが早いというアドバイスを受け 先生と一緒に  賃貸を紹介する業者の事務所に行った。
3 キグマ大学の近くの アフンバエバ通りの
 賃貸を紹介する業者(ロシア語で アゲンストバーという)で アパート1K月200ドル程度の 物件を依頼。
4 その場で 600ソムの手数料を支払う。20分後くらいに 条件に合う4件の 電話番号と住所を教えてもらう。(業者が 貸主の 在宅を確認済みの物件)物件が 折り合わない場合は 何回でも 紹介するとのこと。(最初の600ソム以外に手数料は不要とのこと)
5 大学の先生と一緒に 物件を見る。200ドルとなると 遠方になる。1件目の物件は アラメディン地区のアパート。1Kのアパートで まずまずであったが 細かいところは ぼろぼろの状態。住むには支障はない状態。家主の話によれば 家賃9000ソム 電気ガスなどは 別とのことであった。敷金が1ケ月必要とのこと。家具 洗濯機はあったが 冷蔵庫はない。カーテンあり。家主は現在 その賃貸アパートに住んでいるが 契約すれば即引き渡すとのこと。(家主は 即引っ越すとのこと)電気ガス水道は 月1000ソムくらいとのことだった。2件目の物件は フチカからさらに マシュルートでの1KM先の物件。ここも アパートは まずまずであったが  よくみれば ぼろぼろの状態。9000ソム+電気水道は別とのことであった。家具は 最低限ついていた。かなり奥まった場所のアパートで 夜間治安に問題があるように思えた。3件目は アフンバエバとうりの 一軒家で 1階と2階が分かれており 1階と2階を別々に賃貸。200ドルで電気水道込とのことであった。日当たりが悪い。家主が同じ敷地に住んでいるので 問題あり。冬季の給湯がなく 暖房は石炭と電気になる。いずれも(すべての物件で) 日本の狭いワンルームと違い 40から50平方メートル以上くらいはある。以上3件の物件を見るのに 丸1日を要した。(4件目の物件は 日が暮れたので 見なかった。4件目は ソビエツカから かなり入った 1Kアパートだったが 見ていない。)
6 このほか 大学の学生からの情報で キグマ大学の近くの1K アパートが 200ドル+電気 水道 ガス は別とのこと。ただ 水道の出方が悪く また 冬の暖房がよくないとのことで 学生は不具合の多い物件なので 転居の予定とのことであった。洗濯機なし。アパートは 古く 手入れが悪く よく見れば ぼろぼろの状態。(キグマ大学周囲は市街地から離れているので 1K200$クラスはまれに あるようですが 国際大学周囲は 市街地なので200$クラスはまずないようです)
7 インド人などの場合は 騒がしいなどで敬遠する家主が多いのですが 日本人の場合は 歓迎されるようにみうけられます。 (いずれも ぜひ入居してくださいと家主から言われた)


アパートを借りる場合の注意点
1 契約書はない場合がほとんどです。したがって 契約書を自分で作り 大学の先生に訳してもらい(または インターネットの自動翻訳を 先生に見てもらう) 契約前に(お金を払う前に)家主のサインをもらってください。日本人の場合は ロシア語ができないので 契約書を作っておかないと トラブルのもとになります。特に 家主が 室内に入らないよう 事前に 書類で残しておくことは重要です。また 壁、家具など 入居前の写真を撮っておくことが必要です。(トラブルになった場合に 写真を見せて 反論できるように)
2 新聞広告(ビーチェラン ビシュケク の日曜版)にも 貸アパートの物件が載っています。学生はその広告を見て電話、交渉する場合もあるようです。しかし 日本人の場合は 単独でのアパート探しは 困難な場合が多いのではないかと思います。
3 2K 3K以上のアパートの場合 学生は いったん夏休みにアパートを解約するので 9月から 学生が借りていたアパートを借りる方法が選択できます。ただし 市街地で最低月400ドルくらいです。(電気ガスなど込みの場合)

追加情報 2015年12月
賃貸を紹介する業者(ロシア語で アゲンストバーという)でアパートを探すのは 危険が伴います。つまり 良心的な家主と悪質な家主の見分け方が難しいです。また 実際に住んでみないと 下見のときにはわからなかったアパートの不具合点が見つかる場合があります。したがって 確実なのは
@大学の先生の知り合いの物件を紹介してもらう
Aすでに学生が入っているアパートを 譲ってもらう
のが確実です。また 家賃はたとえば『10%割り引くので 1年間前払いにしてほしい』といわれても それにしたがってはいけません。物件の不具合がわかり アパートを移ろうと思っても 一度払ったお金は(キルギス人は 外見は裕福で親切に見えても 実際は異なる場合があり 外国人である日本人には 見分けがつかないので)戻ってこない場合があります。契約書を作っていてもお金を取り戻すのは不可能で 泣き寝入りになります。日本人留学生はキルギスでは 警察 司法は腐敗しており 実質的に機能していない事を 認識すべきです。

追加情報 2015年12月
ビシュケクのアパートの需給は緩んでいます。キルギス国際大学外国人学生の場合 2014年は 市の中心部のアパートの需給がタイトであったため 市の中 心部から離れた ジャル地区、ポリテックス地区などにも 住んでいましたが 2015年新学期から 学生は利便性のよい市の中心部に移動しています。これ は ここ数年 新築マンションの供給が多く 過剰になっているため 需給バランスが崩れ その結果古い中古賃貸アパートの供給も増えたためと推定されま す。新築マンションは 多くの物件が建築途中で(マンション購入者が見つからないので)工事をストップしている状況です。

追加情報 2016年4月
アパートの需給は 供給過剰になっているようです。



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